散骨@マガジン
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散骨方法と費用、許可や手続き、法律

お爺ちゃんありがとう散骨でお墓の悩みから解放♪

2015年末に行った「葬送に関するアンケート調査」の結果、70代以上の方々は「お墓に入る」という行為にこだわりをもってる人が多いようですが、墓地や霊園を探している間に疲れてしまう方や、親戚のお墓に無理矢理入ってトラブルに発展するケースなどが多いのも実情のようです。散骨を選択していればこういった問題はまず起こりません。

また、せっかく立派なお墓を建てても遺族が維持できず「墓じまい」をすることになるケースも急増しており、高額な処分費などの経済的なトラブルに巻き込まれてしまう遺族も増えています。

少子化が進む今、墓守をする継承者不足を懸念して 「私が死んだら散骨してね」と遺言を残す高齢者が増えているのは、お墓問題で遺族に負担をかけたくないと思う優しさなのではないでしょうか?

遺骨を散骨するメリットとデメリット

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永代供養と散骨、どちらが良いか迷ったら?

「永代供養(えいたいくよう)」とは聞こえは良いのですが、最後は他人の遺骨とごちゃ混ぜの合祀墓行きです。お寺によって直後にすぐ合祀されることもあれば、33年後に合祀など年月は様々です。

その点、散骨は他人の遺骨と混ざることはまずありません。また、青空が広がる南国の海だったり、桜の木の下など最終到達地が本人の希望に添った場所であるというのがお勧めの理由です。

墓じまいの方法と手順・流れ

散骨に許可や申請は必要か?

散骨にあたって、公的機関への許可や書類の申請などは一切必要ありません。現在の日本の法律では散骨は合法でもなく違法でもないグレーな状態の為、管轄する自治体がありませんので関連書類がないのです。

散骨に関する法律と違法性について

遺骨を散骨するまでの流れ

私有地への散骨には許可が必要です。自分の敷地には許可は不要ですが、例えば芸能人の方で競艇場に散骨された方がいました。この場合は競艇場の許可が必要です。ゴルフ場に散骨したいという方は、ゴルフ場の所有者の許可が必要になるでしょう。

散骨できる場所、できない場所

散骨の種類と費用相場について

維持費が不要なのが散骨のいいところですが、「散骨する事」自体には多少費用が必要です。自力散骨から宇宙葬までを比較してみました。

散骨費用と難易度

最も安い散骨費用ランキングはこちら

自分で粉骨して散骨すればもちろん0円

遺骨を粉砕し、自分で撒けば散骨費用はゼロです。人骨の場合は散骨できる場所が限られていますが、遺骨を粉末状にし個人が節度をもって行う分には違法にはなりません(散骨に関する法律について)。ペットについては粉骨すれば「大好きだったお散歩コース」や「陽当たりの良い自宅の花壇」など、基本的にはどこに撒いても問題はほぼゼロです。

【メリット】
安い。故人の意向に沿った比較的自由な場所を選べる。
【デメリット】
許可のない私有地や公共施設には散骨ができない。

散骨できる場所、できない場所

遺骨のパウダー化を代行に任せる
遺骨は2mm以下の粉末状にしなければなりませんが、身内の骨を粉砕するのは精神的にこたえます。ですので粉骨代行の業者さんにお願いした方が良いと思います。郵送で送れば1週間程度でキレイな粉末にして返送してくれます。粉骨後すぐに散骨しないで2~3年手元供養されてる方も多いです。

正しい粉骨代行業者の選び方

散骨代行料金は2.5万円~

自分で散骨できればそれに超したことはないのですが、性質上、陸地での散骨が非常に難しく、多くの散骨は海洋上で実施されています。全国各地で散骨業者がボートを出航させてますが、親族がなかなか揃わなかったり、船が苦手、多忙で行けないなど様々な理由で散骨できない方も多いのが実情です。

そこで散骨をプロに委託してしまうという方法もあります。遺族から委任された者が、遺族に代わって散骨する「散骨代行」というサービスです。料金は散骨する場所や条件によりバラバラですが、相場は5万円前後です。散骨後は散骨証明書を発行してくれますので「散骨したぞ」という安心感が得られます。最も手軽で確実な散骨かも知れません。

散骨代行サービスについて

東京湾への散骨

国内の海洋散骨、費用の相場は約20万円

自社で船を保有している海洋散骨業者さんの場合は比較的安価ですが、葬祭業者の提案する海洋散骨はオプションを付けてなんだかんだと高額になるケースが多いようです。船をチャーターして身内だけで行う「チャーター海洋散骨」は30万円~50万円と費用も高く、他者と合同で行う「合同海洋散骨」は相場が約10万円前後です。設備の整った船や、散骨前後のサービスが良い業者はお値段もそれなりに高いです。

【メリット】
後々トラブルになることがない。
【デメリット】
料金が高い。散骨場所の海洋が決まっている。

墓地が販売している樹木散骨の費用相場は60万円~

樹木葬はきちんと届け出された墓地でしかできません。海洋散骨のように散骨したらおしまいではなく、墓地への管理料というの名目で毎年お金がかかります。墓地によってはこの管理費用を永代供養のように数十年分一括で支払う事ができるところもあります。初期費用+年間管理費用×年数が樹木葬の費用になります。お墓を持つより安くは済みますが、維持費が必要となります。

【メリット】
お墓を持ったような安心感を得られる。
【デメリット】
料金が高い。維持費がかかる。遺族に負担がかかる。

正しい樹木葬と募集型樹木葬の注意点

空葬散骨費用の相場は約30万円~

飛行機から散骨する場合は飛行機をチャーターするので少々高額です。また、搭乗人数に制限があるため大人数での搭乗はできません。空葬と言いますが実際は海洋上に散骨するので海洋葬に近いです。日本国内では実施している会社が少ないので稀少価値の高い散骨になります。

【メリット】
ダイナミックな散骨で遺族も思い出深くなる。
【デメリット】
散骨ポイントが限定される。天候に左右されやすい。

宇宙散骨費用の相場は約20万円~(一部の遺灰だけ)

宇宙葬はバルーンで成層圏まで打ち上げ破裂させる方法です。重量制限があるので夫婦2人分一緒にというのは無理のようですが、お一人分費用は20万円程度と海洋散骨並に安く散骨することができるようです。

【メリット】
宇宙への憧れを抱いていた故人には最高の最期。
【デメリット】
遺族は散骨した感が薄い。天候に左右されやすい。

海外での散骨費用は交通費と宿泊費の方が高い

海外の場合でも散骨費用は日本とほぼ同じです。船や飛行機が多い場所は日本より安価で散骨できます。海外の方が散骨文化は一般的で、個人で散骨している方が多いので日本よりも安価かもしれません。日本国内から海外に散骨する場合は、渡航費用や宿泊費用等の方が高くつきます。その代金がプラスされると平均して約80万円前後になると思います。

→大人4名でハワイへ3泊4日の散骨費用はこちら

散骨先は誰が決めるのが良いか

本人の希望が不明なときは

散骨される方は「生前に本人の希望があって」というのが大半ですが、ごく稀にご本人の同意なく遺族の話し合いで決めることもあります。この場合は全員が納得するまでとことん話し合いをすることをお勧めします。一人でも反対の遺族がいると後々トラブルの原因となることが多いです。

闘病中に聞くのはどうかと思いましたが・・・

私の父の時は闘病中で凄く迷ったのですが、何かあってからでは遅いので思い切って言いました。「万が一のときはどうして欲しい?」と。父も覚悟していたらしく「お前がハワイ好きなら、俺はハワイへは行った事ないけどハワイの海に散骨して欲しい」と言われました。お墓を建てる費用より散骨の方が安く済むしその方が気が楽だとも言ってました。結果として生前にきちんと話しておいて良かったと思います。本人も「俺が死んだらハワイに遊びに来てな」とか楽しそうに話してましたし。

父親の家系は神道でして、仏教でいうところのお墓は「奥津城(おくつぎ)」と言います。大きな石碑をドーンと建てて祀るんですが何百万円もします。実は祖父が立派な物を生まれ故郷に建てていたので、てっきりそこに入るものとばかり思っていたので生前確認しておいて本当に良かったです。親戚中で一波乱起きるかとヒヤヒヤしましたが、生前から新しい物好きだった父の性格を知ってか、最初は叔母が驚いていたみたいですが最終的には納得し、自分もハワイに散骨がいいな~とまで言っていました。

「私が死んだら散骨してね」の言葉の中には

遺族への負担を少なくしたい気持ちと一緒に「最期は笑顔で天国に行きたい」という願いが込められていることも多いです。特に闘病生活が長かった方が散骨を望まれるケースが多いあたりに、そんな心情がうかがえます。

散骨後は海がお墓代わりになりました

もしも父が奥津城に入っていたら、千葉から弘前まで墓参りに行かなければならないので結構な負担だったでしょう。数年に一度行けるか行けないかです。ですが、散骨にしてくれたことで費用面や物理的な負担がなくなり、弔いたくなったら海に向かって「お久しぶりです」みたいな感じで想ってます。故人を想うこと=弔いの気持ちだと思いますので、お墓とか要らないんだな~とつくづく思いました。

散骨後のエピソード

父の友人から素敵なお知らせが届きました
父の散骨後、海洋散骨の様子を写真に撮り、父宛に送られてきていた年賀状に「ハワイで散骨しました」とハガキを送りました。すると数名の方からお返事を頂き、中にはこれがきっかけで数十年ぶりに夫婦でハワイに行く機会ができありがとうございます!という内容もありました。とても楽しそうな写真を見て、息子の私も何だか嬉しい気持ちになりました。

散骨は違法なのか?法律と許可について

粉骨代行サービス まごころ
海洋散骨の1シーン

散骨@マガジン創設のきっかけ

編集長である私自身も2008年に実父をハワイで散骨しております。当時は情報も少なく不安の中の散骨でしたが、父の最後のまがままを叶えてあげようと、必死でハワイでの散骨をやり遂げた経験があります(ハワイ海洋散骨体験談)。その時大きく感じていたのも「散骨に対する不安」でした。費用はいくらかかるのか?ハワイの法律は?違法ではないのか?等。幸い、サーフィンをしていたおかげでハワイの友人にも助けられ、無事に散骨を終えることができました。

散骨のためにワイキキ沖に向かう伯父と筆者

そんな私自身も死んだらハワイに散骨を望んでいます。墓地を求めて四苦八苦しないで済みますし、お墓の維持のために子孫に負担をかけずに済みますから最高の終わり方だなと思います。住み慣れた千葉の海も良いですが、やはり美しいハワイの海がいいですよね。変な話しですが、自分の最期を明確に決めておくと不思議と活力が沸いてきます。

そんな体験談をまとめて公開したのがこのマガジンの始まりでした。

人生最期の大切なイベントで失敗はできません。誰もがきちんと最期を終えられるように正しい情報を伝えよう!という目的で当サイトは制作しています。「散骨」に関する情報を集め、知識として役立ていただければと考えています。

最近の散骨状況は?

2016年5月現在、散骨を希望される方は右肩上がりで増加中です。業者に頼む方よりも個人や親族と自由に散骨される方が増えているような気がします。

背景には昨今のお墓価格の暴騰や、子孫には経済的負担をかけまいとする親心があるのかと。確かに周辺では墓じまいされる方も多く、その高額な費用に頭を抱えているようにも思われます。

霊園の樹木葬を散骨と勘違いしている方も多く、トラブルになったというお話し緒ちらほら聞きます。本来の樹木葬とはを参照下さい。